『地図とその分身たち』のあれこれ
試し読み、書評など

東辻賢治郎『地図とその分身たち』講談社
2024年7月25日発売 四六判 仮フランス装 240p
装幀 大倉真一郎
ISBN 978-4-06-536182-5
定価 1,980円(本体1,800円)
電子版あり
試し読み
講談社ウェブサイト(試し読みサービスあり)
一枚の地図が起こす小さな跳躍、ささやかな奇跡。
いずれも最初の章を公開。
「一枚の地図が……」のタイトル・小見出しはウェブ用に変更したもの。
なお「おわりに」を除く収録分は既刊の『群像』に掲載されています(2021年10月号–2024年3月号、書籍化にあたって改稿し註・図版等を拡充)。
書評・紹介
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『群像』2024年9月号 p.498–499「見慣れたくない地図のために」(評:乗代雄介)
頭にこれぞという地図を持つ者は、本書を読みながらそれと照合しないではいられないだろう。そして、ほとんどの人が「地図」という一点からプリズムのように広がっていく四次元の射程に驚かされるはずだ。(p. 498)
こちらでも公開されています
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毎日新聞(2024.8.28)夕刊・文芸時評「8月 私のおすすめ」(評:大塚真祐子)
オンライン版はこちら。
大塚真祐子様のnoteでもご紹介いただいています。 -
日本経済新聞(2024.9.7)読書面 「あとがきのあと」(インタビュー記事)
オンライン版はこちら
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沖縄タイムス・山陰中央新報(2024.9.14)ほか(評:四元康祐)
地図の詩学にして、詩への地図でもある稀有な一冊
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群像web(2024.9.24)「地図に指で触れることから「世界」は始まる」(評:大塚真祐子)
こちらからお読みいただけます
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『芸術新潮』2024年10月号 p. 117「編集部のおすすめ」
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毎日新聞(2024.9.28)読書面(評:伊藤亜紗)
本書は博物誌でも歴史書でもなくあくまで哲学書だと言いたくなるのは、物質としての地図というより、それを扱う人々の手つきや、地図に向かう経験に照準が合わせられているからだ。
オンライン版はこちら
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『東京人』2024年11月号 p. 137「今月の東京本」
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『トラベルジャーナル オンライン』(2024.10.7, 評:山田静)
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読売新聞(2024.10.28)夕刊・読書面(インタビュー掲載)
「本よみうり堂」の記事、「地図で学べる世界情勢」内で短いインタビューとあわせて本書をご紹介いただきました。
オンライン版(11.4)はこちら -
『GQ』(2025.7.1)「【GQ 読書案内】旅にまつわる味わい深い6冊(贄川雪)」
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『HILLS LIFE Daily』の連載「編集できない世界をめぐる対話」に採り上げていただいたもの。インタビューと構成は宮田文久様。
書店フェア
- 東京堂書店 3F(2024.8.12–)
- ジュンク堂書店 池袋本店4F(2024.8.12–)
- ふたば書房 御池ゼスト店(2024.8.31–)
- 代官山蔦屋書店(2024.9.1–30)
※「やわらかく考える。~みる、よむ、おもう。文芸誌「群像」編集部から生まれたエッセイたち。~」フェアの一冊として - 青山ブックセンター本店(2024.9.7–)